【全人類に知ってほしい】成長マインドセットで人生をより充実させよう

考えたこと・感じたこと
この記事は約7分で読めます。

なかなか大きく出たタイトルを書きました。

でも、本書を読み終えた私が今本当に思っていることです。

それほどの良書に出会ってしまいました。

それが、この本です。

MIND SET ~やればできるの研究~

やればできる!の研究」という副題からもポジティブになれますね😊

著者:キャロル・S・デュエック

スタンフォード大学心理学教授。 
パーソナリティ、社会心理学、発達心理学における世界的な権威とされている。
イエール大学で心理学博士号(Ph.D.) を取得後、コロンビア大学、ハーバード大学で教鞭を執り、現在に至る。

マインドセット

まず本書に幾度となく出てくる言葉、「マインドセット」について説明します。

マインドセットとは「信念」のことです。

私たちの人生は「自分についてのある信念」が作っています。

人生のありとあらゆる部分を信念が作っているのです。

信念とは何かというと、「それが正しいと堅く信じ込んでいる心」のことです。

本書には信念(マインドセット)の持ちようの大切さについて書かれています。

成長マインドセットと硬直マインドセット

マインドセットには、「成長マインドセット」と「硬直マインドセット」があります。

本書では、
成長マインドセット➡しなやかマインドセット として解説されています。
この記事では分かりやすさの為に「成長マインドセット」としています。

成長マインドセットとは、
努力と学習によって能力やスキルを向上させることができるという信念」のことです。

硬直マインドセットとは、
自分の能力や才能は固定されており、変えることはできないという信念」のことです。

いうまでもなく、成長マインドセットが人生をより良くしていく考え方です。

それぞれのマインドセットの特徴

硬直マインドセットの特徴
⇩⇩

  1. 才能や能力は固定されており、変えることはできないと信じる。
  2. 失敗や挫折を自己の不足や限界と捉え、回避しようとする傾向がある。
  3. 課題や困難を避け、自己のコンフォートゾーン内(安心できる範囲)で安定を求める傾向がある。
  4. 才能や天賦の才を重視し、努力よりも天性の能力を強調する。
  5. フィードバックや批評を受け入れにくく、否定的な感情を抱くことがある。
  6. 成功や失敗を自己価値の指標として捉え、完璧主義に陥りやすい。
  7. 自己の能力に対する自信が揺らぎやすく、挑戦を避ける傾向がある。
  8. 他者の成功を妬みや競争心と捉えることがある。
  9. 変化や新しい経験に対する抵抗感が強い。
  10. 自己評価を他者の評価に依存しやすい。


対して、
成長マインドセットの特徴
⇩⇩

  1. 努力と継続的な学習を重視する。
  2. 失敗や困難を挑戦と捉え、学びの機会として活用する。
  3. 才能や能力は努力によって伸ばせると信じる。
  4. フィードバックを受け入れ、成長のための情報源として活用する。
  5. 目標を設定し、そこに向かって努力することを重視する。
  6. 失敗や誤りを恐れず、新しいことにチャレンジする意欲がある。
  7. 成功や達成感をスキルや努力に帰属させる。
  8. 他者の成功を刺激として受け入れ、学びの機会として捉える。
  9. 自己成長と学び続けることを大切にする。
  10. 能力やスキルに対する固定観念を持たず、変化と成長を歓迎する。


それぞれのマインドセットの特徴を見ていただいて、いかがでしょうか?

あなたはどちらの傾向がありそうですか?

私も自身の今までの人生を振り返り、どちらのマインドセットを持っていたかなと考えました。

そうすると、例えば人間関係では硬直マインドセットの場面があったなとか、仕事では成長マインドセットがあったな、などそれぞれの場面で感じたことが違いました。

根底から成長マインドセットに変えていきたいと思いました。

成長マインドセットにしていくには?

これまで成長マインドセットと硬直マインドセットについてお話してきました。

ここまで読んでいただいて、

記事を読んだ人達
記事を読んだ人達

成長マインドセット」がいいのは分かった。

でもどうすれば硬直マインドセットから成長マインドセットに変えていけるの??

と思った方もいるでしょう。

本書ではその方法として
硬直マインドセットを感じた時に、意識して成長マインドセットに切り替える」という方法を提示しています。

硬直マインドセットを感じた時に、意識して成長マインドセットに切り替える方法

硬直マインドセットを感じた時に自分を責めず、成長マインドセットに切り替えていくことを意識する。
(不安を感じたり、気分が落ち込んだ時などをイメージする。これは硬直マインドセットの特徴なのだ。例えば何かを楽しくやっていたが難しくなると嫌になって、退屈になったり疲れを感じた時などを思い出してみる。)

②意識とは「その体験から何を学んだか、学べるか。どうすればそれを成長に結びつけることができるか」を考えること。

この習慣を続けていく

以上です。

この習慣を続けていくことで、少しずつマインドセットに変化が出てくると言います。

マインドセットの切り替えが始めは大変でも、だんだんと楽になってきます。
新しい脳の回路が強く、太くなっていくからです。

本書でも「外科手術」を受けたように変わるのではない、とあります。

余裕をもって、少しずつ成長マインドセットに変化させていきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

私自身、多くの学びがありました。

先に紹介したような「硬直マインドセットを感じた時に、成長マインドセットに切り替える方法」を意識して継続していきたいと思います。


そして、
本書で心に残った場面があります。

学習にやる気のなかった中学生のジミーの話です。

彼がマインドセットワークショップに参加した初日、目に涙を浮かべながら
ぼくはバカだと決まったわけじゃないんだね
と言った場面です。

どんなにやる気がないと思われている生徒でも、どうにかしたいという気持ちがないわけではない。

どんな人間だって、自分をダメだなんて思いたくはない。

どんな人でも、自分を否定的に見る傾向はあるものです。

ワークショップで著者はこうジミーに伝えました。

あなたは自分の脳の世話係なのよ。
正しい使い方をすれば、脳の成長を助けてやることができるわ。

この著者のセリフにすべてが詰め込まれていると思います。


私たちは、脳に従って行動を選択し、結果を得ている
その積み重ねが、今の人生、今の私たちを作っている。と。

自分の脳をうまく使いこなせるかどうかが、自分の人生を豊かなものにするのか、反対に後悔だらけ、何も実らない人生にするのかを決めるのです。


自分の脳をうまく使いこなすことで、
仕事でも、人間関係でも、恋愛でも、運動でも、
どんな分野においても日々成長を続け、望む結果を出していくことができるのです。

自分の脳をうまく使いこなす、というのがこの成長マインドセットを持つ、ということです。

「すべての事柄から学びを得て、次につなげていく人生」と、
「すべての事柄をスルーして、他責で生きる人生」の2つの差をイメージできますか?

この複利が将来、どれだけの差をつけるかを。
(複利はアインシュタインが人類最大の発明といったものです)

人は毎日1%の成長を一年間続けることで、37倍も成長できるんです。

これを知ってしまうと、ぜひ成長マインドセットを持ち、日々成長していきたくなりませんか?

私はなりました。

あとは自分が「成長マインドセットであろうと意識すること」を継続していくだけです。



自分の脳を活かし続ける人生と、そうでない人生。その差は計り知れません。


あなたは成長マインドセットと硬直マインドセット、どちらのマインドセットでいることを選びますか?

そしてぜひ、本書を手に取って読んでみてください。

たくさんの事例と共に、いかに「成長マインドセット」が人間をより良い結果に導くかが書かれているので、詳細なイメージをしながら読み進めることができます!

MIND SET ~やればできるの研究~

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