先日、3月まで働いていた小学校の子供たちにメッセージを送りました。
(チームスというチャットツールにて。便利な世の中ですね。)
伝えたいことを授業中だけではなかなか伝えられないと思ったからです。
せっかくなので、全文をこちらにアップしたいと思います。
R6、3月の伊藤が考えていることになります。
長文になりますが、お付き合いくださいませ。
伊藤先生がみんなに伝えたいこと
みんなは、
「人が生きる理由とは?」
と聞かれたらなんと答えますか?
ちょっと考えてみてください。
よくわからない人が多いかな?
先生の思う、
「人が生きる理由とは?」
をこれから話していきますね。
では一旦別の質問を考えて欲しいのですが、
「学校に来る理由は?」
「勉強する理由は?」
「運動する理由は?」
と聞かれたらどうですか?
なぜ学校に来るのか?
→義務? 勉強するため? 友達との関わり方を学ぶため?
勉強するのはなぜか?
→将来困らないため? いい大学に行けるため? 将来の選択肢を増やすため?
運動するのはなぜか?
→体を鍛えるため? 楽しいから?
こんな答えが出てくるでしょうか。
出て来た答えにまた「なぜ?」を繰り返していくと、
「人間の生きる理由とは?」という問題に対する答えは、
最終的に「幸せになるため」に行き着くと思います。
(例えば、勉強するのは、将来困らないため→いい大学に行くため→いい大学に行くことはいい職場にいけるようになる→良い働く環境や給料が手に入り、幸せになる、といった感じでしょうか。)
ということで、先生の答えは以下です。
「人間は、幸せになるため、幸せであるために生きている」と思います。
そうすると「幸せとはなんなのか??」という疑問が湧いてきます。
伊藤先生が思う「幸せ」とは、
①夢や目標を持ち、
②人との繋がりを大切にしていて思いやりがあり、
③ポジティブで
④自分らしく生きている
これらがある人は幸せな人だと思います。
これは慶應義塾大学の「前野博士」が言っている「幸せな人」です。
一説の研究によると、「人の悩みは全て、人間関係の悩みである」とも言われています。
これは言い過ぎと思うかもしれませんが、
「人との繋がりを大切にして、思いやりを持って人に接して」いれば、
確かに人間関係は上手くいきそうです。
(しかしあなたの人生にたまに出てくる「失礼な人」「無礼な人」とは、真剣に関係を築こうとはする必要はありません。無視して大丈夫です。)
ここまで前置きが長くなりましたが、ここからが本当に伝えたいことです。
それは、「自分を大切にする人は、人も大切にできる」ということです。
これは今先生が読んでいる本、「人生の結論」という本の中に出てきた言葉です。
著者は「自分が自分を雑に扱わない」というルールを決めているとのことです。
たとえ他人が自分を雑に扱うことがあっても、自分は自分を大切にしているという信念で己を守ることができるからです。
心が荒む(すさむ。心の持ち方、行動などが乱れてゆとりやおおらかさがなくなり、とげとげした状態になること)
と、他人に対しても自分に対しても雑になります。
心の荒(すさ)んだ人は、何をやってもうまくいかず、いつもいらだっています。
その「いらだち」は人相や「立ちいふるまい」にあらわれ、人はますます離れていきます。
そして、そのことにますますいらだち、人にも自分にもより雑になっていく。
だから、絶対に心を荒(すさ)ませてはいけないんです。
一度荒(すさ)み切った心は余程のことがないと優しく温かい心には戻れません。
自分が自分を丁寧に扱っていると、相手には「この人は丁寧に扱うべき価値のある人なのだな」と、自然に伝わります。
私は大切にされるだけの価値のある人間だ、とアピールできるんです。
そして、相手は「自分を大切にしているこの人は、きっと他人も大切にする人だろう」と感じるんです。
だから、自分を大切にすることは、人に大切にされることに繋がり、これだけで人間関係はスムーズになっていくんです。
だいぶ長くなりましたが、みんなに伝えたいことは、
①みんなは幸せになるため、幸せであるために生きていること
②幸せな人とは、「夢や目標を持ち、人との繋がりを大切にしていて思いやりがあり、ポジティブで、自分らしく生きている」人のこと
③ 人生にたまに出てくる「失礼な人」「無礼な人」とは、真剣に関係を築こうとはする必要はなく、無視して大丈夫ということ。
④自分を大切にすることで、他人も大切にできる。結果、人間関係も良好になっていく。
ということです。
なかなか授業中には先生が大切だなと思っていることを伝えることができないので、このような形で伝えることにしました。
一生懸命に授業を受けたりまとめを書くみんなの姿を見て、「すごいなぁ」と先生は何度も感じていました。
そんなみんなならきっと次の学年でも、みんならしさを発揮して活躍できることと思います。
ぜひ、「自分と周りの人を大切に」過ごしていってほしいなと思います。
伊藤先生はみんなをいつまでも応援しています!!!
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